車は没収?債務整理をすると車のローンはどうなるの?

車は没収?債務整理をすると車のローンはどうなるの?

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2018.07.05

債務整理をした場合の車のローンの扱い

任意整理

任意整理では、依頼主が弁護士や司法書士に任意整理の依頼をします。そして、弁護士や司法書士が銀行や消費者金融、カード会社、ローン会社などに借金の減額を直接交渉します。他の債務整理との違いは、裁判所を通さないことです。そのため、依頼する人物の手腕次第で、どれだけ借金を減額できるかが決まります。

このような任意整理の場合、車のローンをすでに完済しているのであれば車を没収されることはありません。また、現金一括で支払っている場合にも、任意整理とは全く関係ない資産として扱うことができます。債務整理の対象となるのは、車のローンを完済していない場合です。

ただし、これまで通りローンを返済し続けることが可能な場合は、債務整理の対象から外すことができます。なお、車のローンの返済が可能かどうかは収支状況から判断されるため、車を手元に残したくても実際のところ不可能と判断された場合には、車を没収されることになります。

特定調停

特定調停は、借金がある人が銀行や消費者金融、ローン会社などと交渉し、3~5年かけて借金を返済できるように減額を交渉します。直接交渉するのではなく、裁判所が仲裁するため、法に則った形での交渉が可能です。交渉に成功した場合には、督促が停止して借金が減額されます。

車のローンの全額を支払い終わるまでは、車の所有者がローン会社となっています。そのため、ローン会社に対して特定調停をすると、車は没収されて現金化されてしまいます。そして、債務に充当されて、残額を返済していくことになります。

特定調停では特定の金融機関に対してのみ交渉できるため、車のローンが残っており車を手元に残したい場合には、ローン会社に対しては行わないことがポイントです。

個人民事再生

個人民事再生は、借金のある人または弁護士などが裁判所に申し立てをして、住宅ローンを残しつつ借金を大幅に減額する方法です。この場合は、基本的に車は没収されると考えておきましょう。これは、車は完済するまでローン会社の名義になっており、返済が滞った際には没収して現金化できるようになっているためです。

しかし、非常に稀ですが、所有権をローン会社ではなく自分が持っているケースがあります。このような場合は、車の引き渡しを拒否することが可能です。

自己破産

自己破産は、弁護士や司法書士に依頼をします。弁護士や司法書士が消費者金融やカード会社などに受任通知を送り、督促を停止させます。そして、裁判所に自己破産の申し立てを行い、免責が決まるまでサポートすることになります。

免責が決定すれば、一切の借金の返済を免れられますが、車のローンが残っている場合は車が没収されます。ただし、時価20万円以下の価値しかない場合には、継続して所有が可能です。自己破産のタイミングを見計らうのであれば、このような車の現時点での価値についても調べることをおすすめします。

債務整理後に車のローンは通らない

債務整理後に車のローンに通らない理由

債務整理後しばらくは車のローンを組むことができません。
借金の有無や返済状況、返済が滞ったことがあるかどうかなどは、信用情報としてCICに登録されています。債務整理をするとCICに記録が残り、その情報を見て貸し付けるかどうかを決めることになります。

債務整理をしたということは、金融機関が損をしたということです。利子が上乗せされた金額が返済されることで、金融機関は利益を得ています。元金すら返済されないことになれば、大きな損失となるのです。

一度、債務整理をしたということは、今後も返済が滞ったり再び債務整理をしたりする可能性があると判断されるため、ほとんどの金融機関は貸し付けません。そのため、債務整理をしてしばらくの間は車のローンだけではなく、住宅ローンやフリーローン、学資ローンなど一切のローンに通らなくなります。

何とか車のローンに通る方法はある?

貸し付けの限度額は、信用情報や金融機関が独自に定めた基準で決まります。債務整理をしたとしても、数万円程度の借金であればできるかもしれません。しかし、多くの場合は金額に関係なく一切の借金ができなくなっています。基本的に、ローン会社と交渉して貸し付けてもらうことは不可能と考えておきましょう。

ローンに通らなかったからと言って繰り返し申し込むと、それこそブラックリストに載ってしまう可能性があります。

いつから車のローンを組めるようになるの?

5年後から組める可能性がある

債務整理をした場合、いつから車のローンを組めるようになるのかについては、具体的なことがわかっていません。一般的には、5年後から組めるようになるといわれています。

しかし、それまでの間に他のローンの返済が滞るようなことがあれば、ローンを新たに組めるようになるまでの期間が長くなるでしょう。債務整理後、信用を落とすような金融事故を起こしていないのであれば、10年も経てば多くの場合にローンを組めるようになっています。

ブラックリストの登録が抹消されたら組めるようになる

債務整理をした場合、注意しておきたいことが、その会社のブラックリストにも登録される可能性があることです。

ブラックリストは公になっているものではありませんが、過去に貸し付けた人物が債務整理をしたり返済を滞らせたりした場合に、ブラックリストに名前が記載されるとの噂があります。また、ブラックリストは系列のローン会社と共有しており、更なる金融事故を防ぐ仕組みを作っているともいわれています。

実際、債務整理から5年が過ぎても新たに車のローンを組むことができない人物はいるようです。
ブラックリストに名前が記載されてしまうと、いつから車のローンを組めるようになるのかがわかりません。

会社の基準であるため、10~20年が経過しても名前が消されず、もしかすると永久に消されない可能性もあります。いつブラックリストから名前が消去されるのかについては公開されていません。

資金不足の状態で車を購入する方法はある?

 親族の名義でローンを組む

債務整理をしたということは、貯金もほとんどなく、車を購入できるような状況ではないということです。また、ローンを組むこともできないため、車を購入することが実質不可能ということになります。
しかし、親や兄弟など親族の名義でローンを組むことは可能です。

この場合、ローンの返済が終わるまでは車の所有者がローン会社となり、完済後は名義を借りた人の所有となります。そのため、場合によっては名義変更手続きが必要です。なお、名義を変更せずに乗り続けていた場合に飲酒運転などをして逮捕されると、名義を貸した人も責任に問われる可能性があります。

親族や友人にお金を借りる

ローンを組むことを諦めて、親族や友人にお金を借りることも一つの手段です。100万円の車を購入する場合、5人の友人と5人の親族から10万円ずつ借りることで100万円になります。また、年式が古い中古車であれば、50万円程度で購入できることもあるため、借りる金額を抑えることも可能です。

多くの場合、少ない利子で借りることができるため、返済難に陥りにくいというメリットがあります。しかし、返済を滞らせてしまうと、親族や友人から信用を失う危険があるため、絶対に返済できる場合にのみ実行することをおすすめします。

貯金して現金一括払い

車は大きな資産であるため、現金一括払いは難しいと思っている方もいるでしょう。しかし、毎月2万円ずつ貯金すれば、5年で120万円となります。120万円あれば、新車の軽自動車を購入することも可能でしょう。

毎月の貯金とは別に、車の購入資金として1万円だけ貯金するとしても、5年で60万円貯まります。親族や友人に合計60万円借りるか、コツコツ貯金して60万円を貯めて一括で支払い、一切のローン返済に頭を抱えることなく暮らすのがよいか、しっかり考えて決めるようにしましょう。

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